魔法使いハウルと火の悪魔―ハウルの動く城〈1〉とはダイアナ・ウィン・ジョーンズによるファンタジー小説で、宮崎駿監督「ハウルの動く城」の原作となったことで有名である。
ハウルの動く城で理解できないところがあった人は是非読んでみると良い。映画では説明されていないところが、魔法使いハウルと火の悪魔―ハウルの動く城〈1〉では丁寧に書かれてある。
ただ、設定が違うところも多々見受けられ、それがショックだったという人もいる。
ダイアナ・ウィン・ジョーンズは魔法使いハウルと火の悪魔―ハウルの動く城〈1〉以外にも何冊か出しており、魔法使いハウルと火の悪魔―ハウルの動く城〈1〉の続編に当たるアブダラと空飛ぶ絨毯―ハウルの動く城〈2〉 では、ほんの少しではあるがハウルとソフィーも登場する。
投稿者 kini-naru : 2005年03月17日
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霧の向こうの不思議な町とは、柏葉幸子氏作のファンタジー小説である。もともとは児童書だが、大人でも十分に楽しめる内容だ。
ストーリーは、ちょっと太り気味の平凡な女の子が夏休みに親戚の家に一人で泊まりに行くのだが、霧に紛れて迷ってしまう。すると不思議な町にたどり着き、そこで夏を過ごすことになる。意地悪な下宿屋のピコットばあさんの信条は「働かざるもの食うべからず」で、リナはその町の店を一軒一軒働いていくことになる。
四季を作り出せるストーブや、「気ちがいどおり」を走りまわる小鬼。本当に欲しい本がある人ならどこからでも来れる、パンにマヨネーズと沢庵を挟んだものが好物な店主がいる本屋など、オリジナリティ溢れるファンタジーの世界を作り出している。
さて、この霧の向こうの不思議な町、実は「千と千尋の神隠し」の参考に大いになっているとか、いないとか。さらに、「耳をすませば」の中で、聖司がこの本を読んでいるシーンがあるという。ジブリアニメ好きにも是非読んでもらいたい物語である。
投稿者 kini-naru : 2005年03月16日
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クラウド・コレクター-雲をつかむような話とは、作者グループであるクラフト・エヴィング商會のおじいさんが戦時中、実際に旅した異国の日記を紐解いていく小説-と思いきや、
実際はファンタジー小説である。しかし、文章に合わせて撮られた写真などが存分に掲載されており、妙にリアリティがある(例えば、旅する中で色々な蒸留酒が出てくるのだが、そのすべての蒸留酒の写真が掲載されている)。ファンタジーながら、数学的な要素も関わってくる。古びたガラス瓶の描写や写真は、レトロ好きにもたまらないだろう。
クラウド・コレクター-雲をつかむような話は、現実の中に虚構が入り込んできて、何が本当で何が嘘が分からなくなる、それが楽しい小説である。
投稿者 kini-naru : 2005年03月16日
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アンドロイドは電気羊の夢を見るか?とはフィリップ・K・ディックのSF小説である。独特の荒廃しきった世界観・人間の心理描写は多くのSF小説の中でも異色の部類に入る。
放射能灰に汚染され、多くの人間が異星へ逃げ出し廃墟となりかけている地球。多くの生物が絶滅し稀少なため、生身の動物を飼うことが出来るのは金持ちだけである。主人公のリックは人工の電気羊を本物だと偽って飼っていて、そのために劣等感を抱いている。そのとき火星で植民奴隷として使われていた、非常に性能の高い8人のアンドロイドが逃亡し、地球に逃げ込むという事件が発生する。本物の動物を手に入れたいと願っているリックは、多額の懸賞金のために、非常に危険な連続アンドロイド狩りの仕事を引き受ける。
アンドロイドは電気羊の夢を見るか?を原作にした映画「ブレードランナー」はSF映画の名作として名高い。内容はだいぶ原作と違うが、どちらともそれぞれ面白いので、内容の違いを見比べながら見ても面白いだろう。
投稿者 kini-naru : 2005年03月16日
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童話物語とは向山貴彦著・宮山香里画のファンタジー小説である。しかし、主人公の女の子の性格は今までのファンタジーものの主人公達とは比べ物にならないくらい、ひねくれている。なぜなら小さいころに両親をなくし、村中からいじめにあい、その日の食べ物にも飢えながらたった一人で生活しているからだ。冒頭には飢えて寄ってきた猫を女の子が殺すシーンすら書かれている。
童話物語は、そういう冷たい現実にさらされ続けてきた女の子が存在・性格共に現実離れした妖精のフィツとともに様々な旅を繰り広げていく。その中で、女の子はだんだん愛情を獲得していくのだが、その過程も決して平坦なものではなく、傷つきながら手にしていく。ファンタジーの世界なのに、その過程は妙にリアルに感じられる。この少女の旅は、私達の心の中にもあった感情を、呼び起こさせるものだから感動できるのだろう。
投稿者 kini-naru : 2005年03月15日
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夏の庭―The Friendsとは湯本香樹実による小説である。日本だけでなく世界各国で翻訳され、読み続けられている作品だ。児童文学者協会新人賞 児童文芸新人賞 ボストン・グローブ=ホーン・ブック賞ほか、多数の賞を取っている。ストーリーは、3人のいたずら坊主が「人の死ぬ瞬間を見てみたい」という好奇心からある老人の家に忍び込んでいく。観察されていると気づいた老人は、憤慨しつつもやがて少年たちと交流を深めるようになる。やがて終わる夏と、少し大人びた少年達。その過程と終焉を、ユーモアを交え、透明感のある文章で精緻に描いていく。夏の庭―The Friendsは、多くの年代に受け入れられ、悲しみだけではなく温もりも感じられる本である。
投稿者 kini-naru : 2005年03月15日
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CITY HUNTERとは漫画家の北条司氏のアクションコミックである。週刊少年ジャンプで89-91まで連載され、アニメ化し、現在も完全版が出るなど人気がある。コメディ・アクション・ノリ・明るいお色気が絶妙に混ざり合い、キャラクターの良さも生きている。少々ムリのある展開でも、CITY HUNTERならそれがかえって魅力になる。年齢・性別問わず楽しめるコミックである。
現在、CITY HUNTERのパラレルワールドでの続刊、エンジェルハートも出ている。
投稿者 kini-naru : 2005年03月10日
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BLAME!とは漫画家の弍瓶勉氏によって描かれた全10巻のSFコミックである(連載:講談社-月刊アフタヌーン)。ほとんどセリフはなく、ページの大部分が暗い。惑星まで届くほどの巨大な建築物が何層も続く、破滅型未来の中を主人公が戦いを繰り広げながら進んでいく。綿密に組まれたストーリーは、よほど読み込まなければとても理解できない。BLAME!の非公式サイトには、連載が終了してしばらくたった今でも、ディスカッションBBSが盛況である。
BLAME!は好きな人と嫌いな人にはっきり分かれる。目安として、映画「マトリックス」を格好良いと思う人には入りやすいコミックかもしれない。
ところでこのBLAME!、こんなウワサがあるらしい。どこかのページの背景に、女性の名前が描いてあるとかないとか・・・全10巻、お暇があったら見つけて欲しいものである。
投稿者 kini-naru : 2005年03月10日
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伝染るんです。とは漫画家吉田戦車氏の不条理・シュール4コマである。といっても、カフカやカミュなどの、いわゆる重い不条理とは対極にあり、変わったキャラたちが思わずクスっとなるような行動を繰り広げる。ちなみに伝染るんです。の中のかわうそというキャラは、伝染るんです。を読んだことがない人でも目にした事があるだろう。
また、伝染るんです。は、吉田戦車氏の他の作品より比較的分かりやすい。吉田マンガに入るためにはまずこれから読むのが定番である。
ちなみに吉田氏自身は自分の作品を不条理・シュールとはまったく捉えていないらしい。それこそ不条理でシュール。まさに伝染るんです。の世界観・・・かもしれない。
投稿者 kini-naru : 2005年03月10日
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鉄コン筋クリートとは、映画「ピンポン」で有名になった松本大洋氏の中期コミックである。
シロとクロという二人の浮浪児が、街を舞台に大活躍する不思議な空気溢れる物語である。泣けるシーンもあれば、スパイダーマン顔負けのアクションシーンもあり、レトロな街並みもありながら、悪夢のような世界を漂ったりする。鉄コン筋クリートという独特のネーミングがぴったりはまる。
鉄コン筋クリートのキャラクターはグッズ化されている。たとえばシロとクロのフィギュアやキーホルダー、指輪がある。シロかクロ、どちらか片方だけ購入するのは、この物語を読んでいれば無粋というもの。ペアで揃えるのが鉄コン筋クリート通だろう。
投稿者 kini-naru : 2005年03月09日
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